2022-23シーズンチーム編成についてのGMマーク貝島コメント
ロボッツブースター及びスポンサー様、関係者の皆様
2022-23シーズンのトップチーム編成の大部分が完成しつつあります。
先ずは現段階での編成状況をご報告したいと思います。
- 谷口選手に関しては引き続き交渉中です。
- 残りロスタースポットは日本人選手で2枠ありますが、新規選手1−2名を獲得する予定です。
まず最初に、髙橋祐二選手(福島ファイヤーボンズに移籍)、遥天翼選手(引退)、マーク・トラソリーニ選手(退団)、ハビエル・ゴメス・デ・リアニョ選手(PBA Terrafirmaに移籍)に加え、アシスタントコーチの岩下桂太が退団致しましたことをご報告させていただきます。茨城ロボッツのBUILDUPに大きく貢献してくれた彼らに感謝の言葉を述べたいと思います。特に10年以上様々な形でロボッツを支えてくれた岩下コーチと、5年間在籍しB1昇格に大きく貢献した髙橋選手にはクラブとしても尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。
継続選手になりますが、平尾選手は昨シーズンを通して強いリーダーシップと責任感溢れるプレーでチームを引っ張ってくれました。福澤選手はシーズンの中でB1にアジャストし、得意な3Pの打ちどころや得点の仕方を掴んだと思います。多嶋選手はコート外のリーダーシップはもちろん、コート内では冷静なゲームメイクが光りました。鶴巻選手はB1屈指のウィングディフェンダーに成長してくれたので、来季はさらなる成長が期待されます。中村選手は怪我での悔しい離脱がありましたが、来季は更に強くなって戻ってくるでしょう。タプスコット選手は2021-22シーズンB1個人得点最高の45点を記録し、重要な得点源となってくれるでしょう。エリック選手はチームの大黒柱となってディフェンスとリバウンドを頑張ってくれるはずです。
今年2月にGM就任した時、私は3つのポイントを重要視した上で編成に関わろうと考えました。そのポイントを1つずつ紹介しつつ、どうそのポイントと編成がつながっているのかをご説明させていただければと思います。
- BUILDUPの継続とリスペクト
- チームの長期的な成長には継続性のあるロスター作りが最も重要だと考えています。昨季のロボッツのBUILDUPに貢献してくれた選手にはできる限り残ってもらった上で、補強を行いたいと考えました。BUILDUPは1シーズンにして成らず…チーム全体の長期的な成長のために、継続選手が多数在籍するロスターにしたいと考えました。
- 新規選手がもたらす「ロボッツのスタイル」の確立
- ロボッツのアップテンポで超攻撃的なスタイルをどう編成によって表現するのかを考えました。そのために帰化枠と外国籍枠でオフェンス力がありクリエイト能力がある選手を集めました。一昨シーズンB1で活躍したLJピーク選手と帰化枠のトーマス・ケネディ選手を獲得出来たのは非常に大きかったと思います。新規加入の山口颯斗選手とジャワラジョゼフ選手も、サイズがありトランジションを好む選手です。彼らのポテンシャルがロボッツを次のレベルに引き上げてくれると信じています。観てて楽しい、超攻撃的なアップテンポのロボッツバスケットを試合を観戦してくれる皆様にお見せできればと思います!
- 最先端のバスケット
- 数年前からNBAはポジションの概念が変わっています。PG、SG、SF、PF、Cというポジションではなく、ハンドラー(PGかSG)、ウィング3人(SG、SF、PFが同じポジション)、センター(C)という構成です。この理由は、ディフェンスのスイッチが多いのとオフェンスの時に相手ディフェンスがスイッチしてくる事が年々増えているからです。もちろんBリーグはNBAとはレベルも違いますしスタイルも違いますが、最近のBリーグにおいてディフェンスのスイッチが増えていることは確かです。ディフェンスでスイッチすると、相手のオフェンスにズレが生じないので相手のオフェンスの作戦を簡単に無効化できます。逆にオフェンスですが、NBAではサイズが小さくスピードのある選手がビッグマンと逆ミスマッチになった時必ず1on1でその選手を抜き去ります。これは相手ビッグマンにとってとても嫌な状況です。こういったシーンを今季のロボッツで沢山作っていきたいと思っています。
ラインナップにサイズが無い場合弱点としてリバウンドが考えられますが、昨季よりは全体的にサイズアップしてるのでウィングのポジションでのリバウンド力のアップが期待できます。加えてスタッツ的にロボッツは昨季、リバウンドで勝たなくても試合に勝てる数少ないB1のチームでした。とはいえディフェンスリバウンドはチームとして常にフォーカスポイントとして保ち続け、リバウンドが取れるディフェンスの作戦を遂行していきたいと思います。
Bリーグの過去のロスター形成において、ここまでオフェンスに振り切ったスピード重視のチームは未だかつてなかったと思いますがNBAでは主流の考えです。現在進行中のNBAファイナルでは、両チームで試合に出るセンターは1人居るか居ないかです。Bリーグでは新しい取り組みですが、ロボッツはBリーグのバスケの革命を起こそうと考えています!期待しててください!!
茨城ロボッツというチームがしっかりとしたアイデンティティとカラーを持ち、観客の皆様を魅了するバスケットを展開できればと思います。そのカラーを保ちつつ、カルチャーをリスペクトし、勝利を目指す強くタフなチーム作りをしていきたいと思います。
来たるシーズンもよろしくお願いします!
茨城ロボッツGM
マーク貝島
選手契約更改状況(6/15時点)
新規契約合意
#1 トーマス・ケネディ選手
- 背番号
- 1
- ポジション
- SF/PF
- 身長
- 201cm
- 体重
- 95kg
- 生年月日
- 1987年5月17日
- 出身地
- アメリカ合衆国 ※帰化選手
- 出身校
- デトロイトメルシー大学
#5 LJ・ピーク選⼿
- 背番号
- 5
- ポジション
- SF
- 身長
- 196cm
- 体重
- 97kg
- 生年月日
- 1996年2月2日(26歳)
- 出身地
- アメリカ合衆国
- 出身校
- Georgetown University
#17 山口颯斗選手
- 背番号
- 17
- ポジション
- SF
- 身長
- 194cm
- 体重
- 90kg
- 生年月日
- 1998年10月1日
- 出身地
- 栃木県
- 出身校
- 正智深谷高校→筑波大学
#88 ジャワラ ジョゼフ選手
- 背番号
- 88
- ポジション
- PF
- 身長
- 197cm
- 体重
- 93kg
- 生年月日
- 1998年2月9日
- 出身地
- 東京都
- 出身校
- 日本大学豊山高校→日本大学
契約継続合意
#2 福澤晃平選手
- 背番号
- 2
- ポジション
- PG/SG
- 身長
- 177cm
- 体重
- 77kg
- 生年月日
- 1993年4月2日(28歳)
- 出身地
- 長野県
- 出身校
- 東海大学第三高校(現:東海大学付属諏訪高校)→関西大学
#8 多嶋朝飛選手
- 背番号
- 8
- ポジション
- PG
- 身長
- 173cm
- 体重
- 73kg
- 生年月日
- 1988年10月8日
- 出身地
- 北海道
- 出身校
- 北陸高校→東海大学
#11 チェハーレス・タプスコット選手
- 背番号
- 11
- ポジション
- PF
- 身長
- 195cm
- 体重
- 108kg
- 生年月日
- 1990年7月12日
- 出身地
- アメリカ合衆国
- 出身校
- Portland State University
#13 中村功平選手
- 背番号
- 13
- ポジション
- PG/SG
- 身長
- 181cm
- 体重
- 76kg
- 生年月日
- 1996年9月16日
- 出身地
- 山口県
- 出身校
- 豊浦高校→中央大学
#21 エリック・ジェイコブセン選手
- 背番号
- 21
- ポジション
- PF/C
- 身長
- 208cm
- 体重
- 113kg
- 生年月日
- 1994年6月2日(28歳)
- 出身地
- アメリカ合衆国
- 出身校
- Arizona State University
#25 平尾充庸選手
- 背番号
- 25
- ポジション
- PG
- 身長
- 178cm
- 体重
- 74kg
- 生年月日
- 1989年4月4日
- 出身地
- 徳島県
- 出身校
- 明徳義塾高校→天理大学
#29鶴巻啓太選手
- 背番号
- 29
- ポジション
- SG/SF
- 身長
- 189cm
- 体重
- 88kg
- 生年月日
- 1996年4月24日
- 出身地
- 茨城県取手市
- 出身校
- 藤代小学校(藤代ミニバス)→藤代南中学校→幕張総合高等学校→中央大学
B.LEAGUE自由交渉選手リスト公示
- #0 遥天翼(※引退)
- #15 マーク・トラソリー二
- #55 谷口大智
移籍
- #14 髙橋祐二(福島ファイヤーボンズへ移籍)
- #22 ハビエル・ゴメス・デ・リアニョ(Terrafirma Dyip/PBAへ移籍)