ゲームレポート
立ち上がりはスロースタートとなり、思うようにオフェンスを展開しきれないままクロスゲームとなるも、第2Q、ディフェンスから徐々に流れを引き寄せ、リードを広げて前半を終える。
第3Q序盤に一気に追撃を許すも、ディフェンスから立て直し、最終的には24点差をつけての勝利!
オフェンスの流れが悪い中でもベンチメンバーがエナジー高いディフェンスからポジティブな流れを引き寄せての勝利となりました。
スターティング5
#6 小林大祐、#11 チェハーレス・タプスコット、#15 マーク・トラソリーニ、#25 平尾充庸、#27 眞庭城聖
試合後ヘッドコーチコメント
リチャード・グレスマン
オフェンスがうまくいかない時にディフェンスで頑張って流れをつくるといういい形がみられた。
《試合総括》
今日の試合は綺麗な形で、効率的にという展開ではありませんでした。
特にオフェンス面においてはベストではありませんでした。そこは我々のターンオーバー「16」という数にも表れている部分です。
ただ、ポジティブな面としてはディフェンスのところでした。
前回青森さんと対戦した時もディフェンス面で相手オフェンスを止めるということに苦労した部分があったのですが、ディフェンスの姿勢や頑張りは改善ができていたのかなと思います。
オフェンスがうまくいかない時にディフェンスで頑張って流れをつくるといういい形がみられました。
ゲームプランもしっかり遂行して、結果的には相手を58点と、60点以下に抑えて勝つことができました。
特にチームのディフェンスの頑張りについて選手の名前を挙げるとすれば、#0 遥天翼選手については本当にエナジーが高く、コミュニケーションもよくとりながらディフェンスのいいプレーを作り出せる選手で、第3Qのところでもディフェンス面でいい流れを作ってくれたと思っています。
また、#29 鶴巻啓太選手に関しても、彼の成長には目を見張るものがありますし、彼の成長によってディフェンスにすばらしい違いを生み出せていると思います。 21分の出場で4得点と、それほどスコアが多かったわけではなかったのですが、+/-というスタッツにおいては+25と、非常に高い値で、彼が出ている時間帯でロボッツの得失点が25点相手に差をつけたということを意味しています。
彼が特にディフェンスの面において貢献をしてくれたということを表していると思っています。
(勝負どころでゲームプランがうまく遂行できた試合であったように見えたが)
シーズンのこの時期になると、今までできていたことでもさらに高いレベルで継続しなければなりません。
その中で今日の試合の遂行レベルでいうとまだ満足できるものではありませんでした。
毎試合遂行力をしっかりと出し切っていかなければならないと思いますし、特に今日の試合ではもっともっとオフェンスをよくできた試合だったと感じています。
ディフェンスについては先ほども申し上げた通りポジティブな要素が多々ありましたし、オフェンスがうまくいかない時にディフェンスで取り戻すということができたことは選手の頑張りが大きかったと思っています。
シーズン終盤に向けて遂行レベルを上げていきたいと思っています。
(第3Qで追い上げられた場面での指示はあったのか)
第3Qの入りのところはよくない展開になり、これはシーズンを通して起こりうることだとは思うのですが、とにかくオフェンスがうまくいっていないので、ディフェンスの基本に立ち返る必要があるということは伝えました。
相手のオフェンスを1本1本止めて、そこからオフェンスを展開していく、基本に忠実に遂行していくということを伝え、それを選手がしっかりやってくれたことがリードを広げることにつながったと思っています。
(鶴巻選手への評価について)
今日の21分というプレータイムに関しては、今日の彼のパフォーマンスからはもっとプレーしてもいいのではないか、させるべきだったかもしれないというくらい、良いパフォーマンスをみせてくれています。
彼の強みは身体能力、身体の強さを活かしたディフェンスで、強みを活かすことができたときはチームの中でもベストディフェンダーのひとりであるという評価をしています。
良いディフェンスのプレーができた、その中に鶴巻選手がいたということは不思議ではないことだと思いましたし、コーチングスタッフの話の中でも、彼がコートに立っている時間の存在感は非常に高いレベルにあったと評価しています。
試合後コメント(#2 福澤晃平)
福澤 晃平
自分は3ポイントを決めるのが役割で、それができたというだけで、他の選手の活躍、頑張りがあっての3ポイント。継続して頑張っていきたい。
《試合総括》
全体的に点差だけをみれば24得点差で勝利をすることができて、良い結果ではあると思うのですが、相手の3ポイントを打たせてはいけない選手にやられてしまった部分もあったので、しっかりとチェックして、コンテストまでいくということが大事だと思います。
今日はノーマークで打たせすぎてしまったので、そこは明日に向けた課題です。
リバウンドは相手よりも14本多くとれているので、悪くないと思うのですが、ターンオーバーで16してしまったというのは多いと思うので、アップテンポなバスケットをしながらもターンオーバーを減らしていけば効率良く点数もとれると思いますし、明日はそこをケアしながらプレーをしていきたいと思います。
(前回のホームゲームが中止になったりイレギュラーなこともあったがコンディションを作る難しさはあったか)
個人的にはそれほど難しさはなく、コンディションの調整という面ではあまり悩むこともありませんでした。
ただ、チームとして1試合を通した波というか、弱さが出てしまっている部分があるので、そこを修正していけばもっと良い内容の試合にできると思うので、チーム全員で改善していきたいです。
(勝負どころでの3ポイントを振り返って)
空いたら打つということは決めていました。
うまくスクリーンから相手のズレを作って打つことができて、それが結果的に入ったというのが良かったと思います。
点数だけを見れば僕の3ポイントが入ったということはありましたが、スタッツをみると鶴巻選手が出ている時間帯で+25という数字もあって、こうやってベンチから出た選手がこうした結果を残してくれると選手層の厚さも出ますし、チームとしてプラスになることばかりだと思います。
僕は3ポイントを決めるのが役割で、それができたというだけで、他の選手の活躍、頑張りがあっての僕の3ポイントだと思うので、僕はノーマークを自分で作ったり、味方に作ってもらったりできるように継続して頑張っていきたいと思います。
(明日に向けての修正点と、今シーズン最後の青森戦に向けての意気込みを)
3ポイントを相手にフリーで打たせてしまっているシーンでは相手にペイントにアタックされてキックアウトで打たれているというシーンが多いと思うので、まずはペイントへのアタックをさせない、簡単にボールを触らせないということが鍵になってくると思うので、打たせてはいけない選手にはもっとハードについて相手が嫌がることをして今日のように決められてしまうことがないようにディフェンスを頑張りたいと思います。
明日は青森さんとの6戦目ということで、明日勝って全勝にできるように、油断することなく、40分間高いレベルでバスケットができるようにしたいです。
試合後選手コメント(#15 マーク・トラソリーニ)
ディフェンス全体においては良いパフォーマンスをみせることができた試合だった。
《試合総括》
第1Qはスローな入りとなってしまったのですが、第2Qで相手にしっかりと点差をつけて、第3Qもスローな展開になってしまったところを第4Qで相手を圧倒するようなパフォーマンスをみせることができました。
ディフェンス全体においては良いパフォーマンスをみせることができた試合でした。
ただ、ターンオーバーが多すぎたので、そこは修正が必要だと思っています。
(第1Q最後のタッチダウンのシーンを振り返って)
あのプレーについては以前から練習の中でも取り組んできたことではあったので、それをしっかりと遂行しきることができたことは素晴らしかったと思っています。
良いパスがきて、良い遂行力を発揮することができました。
(タプスコット選手のディフェンス面での働きとマーク選手のオフェンス面の働きのバランスが良かったようにみえたが)
相手のビッグマンがいたこともあってディフェンスのフォーカスについては全員が高い意識をもってやっていたと思います。
オフェンスはいつでも高いレベルでできる力をもった選手が集まっていることもあり、ディフェンスでいかに止めるかということに集中した試合になったと思います。