試合後コメント
クリス・ホルムHC
-試合を振り返って
まず、ゲームの冒頭で後手に回ってしまい、最初の5~6分でスコアを許してしまいました。特にオフェンスではターンオーバーを減らすよう話していましたが、第1Qで11回も記録し、その後一気に千葉Jさんに流れを許したことで17点のビハインドが響きました。ただ、第2Qから第4Qにかけては、ハドルの際に選手たちに改善を促し、リラックスして自分たちのプレーができていたと思います。後半の第3Qでは相手にわずか41点しか許さなかったことは、我々にとって非常に良いポイントでした。しかし、試合の入りから良いスタートを切らなければ、このような試合は勝ち抜くことができません。今後もその点を意識して戦っていきたいと思います。後半の戦い方としては、ハーフタイム時点で18点差があり、一気に同点には持ち込めないことを踏まえて、5分ごとに戦略を立て、徐々に点差を縮めていくことを選手たちと話し合いました。第3Qでは5点差まで迫ることができましたが、その後再び千葉Jさんに得点を許し、結果的に差を埋めきれない展開となりました。やはり第1Qの18点差が最後まで大きく響いた試合だったと考えています。
-現在、連敗が続いている中でもチーム全員が立ち向かっていたことについて
シーズンの初めから怪我人が出ている状況ですが、昨シーズン、B1に残留した最後のチームとして、選手たちにはその重要性を理解してもらっています。我々は素晴らしい選手たちが揃っていると信じており、自分たちの力を信じて戦っていこうというメッセージを伝えています。選手たちはそれを受け入れ、懸命に戦ってくれています。現在はチームのケミストリーを築いている段階ですが、まだ結果には結びついていません。ただ、ディフェンス面や各種データを見せながら、昨シーズンからの成長を示しています。負けが続いているとはいえ、プロセスの中で確実に成長していることを選手たちに伝えています。また、我々の主力選手である#3 長谷川選手が怪我をしてしまい、彼のディフェンス能力がチームに大きく影響を与えましたが、他の選手たちも新しい役割に挑戦しています。ファンの皆さんは我々をいつもサポートしてくださっているので、その応援に応えるためにも諦めずに戦い続けることの重要性を選手たちと共有しています。全員がポジティブな姿勢で試合に臨んでいることを誇りに思います。
-千葉J#1 渡邊雄太選手との関係性について
彼を初めてコーチしたのは、おそらく彼が19歳または20歳の頃でした。彼は大きな夢を持ってアメリカに渡り、NBAで6年間プレーするという大きな成果を収めました。その努力と成功には本当に敬意を表します。現在は日本に戻り、千葉Jさんでプレーしていますが、今後のさらなる成功を楽しみにしています。
#13 中村功平選手
-試合を振り返って
第1Qのスコアから分かるように、立ち上がりが悪く、それが大きな課題でした。第2Q以降はハードに戦えましたが、試合の入りをもっとしっかりできていたら、違う展開になっていたと思います。ここ最近、ディフェンスの強度は上がってきていましたが、オフェンスが伸び悩んでいました。今日は逆に試合の立ち上がりのディフェンスが良くなかったので、そこをしっかり修正していきたいです。 そして、最後まで食らいつけた要因として、コーチ陣の喝があったことも大きかったですが、チーム全体で良いバスケットが展開できた時間帯も多く作れたと思います。これまでの試合では、リードしている展開から逆転されることが多かったですが、今日は勝利こそできなかったものの、一時5点差まで詰めることができました。ただ、試合の入りが良ければ、その5点を逆転につなげるチャンスもあったはずなので、しっかりと修正し、次の試合に向けて準備していきたいと思います。
-3Pシュート5本成功を含む19得点の要因について
常日頃からコーチ陣に「オープンになったら積極的に3Pシュートを打ってほしい」と言われており、得点面でチームを引っ張る役割を求められています。今日はエクストラパスからフリーになる場面が多く、味方がしっかりアシストしてくれたおかげで、自信を持ってシュートを打つことができ、決めることができました。この調子を継続できるように、引き続き頑張りますので、応援よろしくお願いします。
#21 エリック・ジェイコブセン選手
-試合を振り返って
ゲームの最初のところで点差を離されてしまい、試合の入りがラフになってしまいましたが、第3Qからゲームプラン通りの試合展開ができ、後半はすごく良かったです。ただ、第1Qの点差が最後まで響いてしまい、結果として敗戦となってしまいました。アウェーで負けてしまうことは悔しいですが、これからも後半に展開したバスケットボールを意識していきたいです。
-第1Q、ターンオーバーが目立ったがどのような攻撃の組み立てを狙っていたのか。また、相手のどのようなプレーに苦しんだか
オフェンスでは、ゲームプランとしてターンオーバーをしないように意識していました。しかし、千葉Jさんの激しいディフェンスから難しいパスが増え、ターンオーバーが多くなってしまいました。ディフェンスでは、一つのアクションを続けてしまい、同じ展開で何度も失点してしまいました。ただ、試合中にしっかりアジャストし、改善することができました。本当に第1Qの入りの悪さが悔やまれる試合でした。
-今日の試合で良かった部分、次節に生かしたい部分について
前半はあまり良い内容ではありませんでしたが、後半は相手にアジャストし、40点以下に抑えることができました。また、3Pシュートの成功率も高く、決め切ることができましたし、諦めずに戦えばカムバックできると証明できたと思います。これからは、常に同じ意識を持って戦っていきます。