試合後コメント
クリス・ホルムHC
-試合を振り返って
序盤から、選手たちが準備をしてきたことを遂行し、戦ってくれました。激しいディフェンスをしつつも、オフェンスでも自分たちの強みを活かしアタックできていたと思います。後半に入ってすぐ、鶴巻選手がファウルトラブルになり、全体としてプレッシャーがかけにくい状況になりました。プランが少し崩れてしまった部分もあり、完璧に自分たちのやりたいバスケができたわけではなかったので、結果に響いてしまったと思います。
-ホーム最終戦を終え、シーズンの振り返り
もちろん残り4試合あるので、ここで気を抜いてはいけないと思っています。ただ、今までロボッツはディフェンスでの数値はリーグでも下位のものが多く、オフェンスマインドが強かったチームでした。このチームには元NBA選手や代表選手がいるわけではありません。オフェンスではスコアリングが限られることもある中で、ディフェンスでどれだけ失点を抑えるかが鍵になってきました。今年はディフェンスのマインドセットを高く持とうという話をして、チームとして基盤を作る作業を多く取り入れました。選手たちは頑張って、コミットしてくれたので誇りに思います。今季途中で#3 長谷川選手が離脱し、#21 ジェイコブセン選手も20試合ほど欠場という状況でも、各個人の成長も見られました。#14 久岡選手は、昨季は出場機会が限られていましたが、スターティング5になるまでに成長しました。直近の試合でも彼のプレーで勝った試合もたくさんあります。今日も10アシストをしながら、1ターンオーバーと数字の部分でもすごく成長し、結果を残してくれています。#13 中村選手に関しても、過小評価されていると感じることも多く、ここ最近の試合では常に他チームからロボッツのエース、脅威的な活躍を認められています。様々な選手の成長が今年見られており、選手たちを誇りに思います。
-アウェーで残り4試合。意気込みとファンに向けたメッセージ
ラストホームゲームは敗戦でしたが、良いゲームはできたと思っています。ここ5、6試合ではディフェンスを40分間高い強度で遂行できていると感じます。作り上げてきたものを見せることができているので、残り4試合ではボールを動かし続け、ハードに戦い続けます。少しでもリラックスする時間を作らず、継続して戦い続ければ結果はついてくるでしょう。ファンの皆さまにはまずは感謝を伝えたいです。応援し続けてくれたことに感謝をしたいですし、自分たちはリーグの中でビッグマーケットチームではないですが、毎回来てくれる顔見知りのような人たちも多くいます。タイトなコミュニティを築けており、彼らの笑顔を見ることがチームとして、とても嬉しいことです。ハードに戦い続けて、良い結果を出し、試合終了後に笑顔で接していただくことが幸せです。彼らをどれだけ笑顔にできるかという部分に意識を向け、最後の4試合を戦い抜いていきます。
#10 陳岡 流羽選手
-試合を振り返って
試合序盤は自分たちのバスケットが展開しリードすることができましたが、第4Qで自分たちのディフェンスを遂行できず、敗戦に繋がったと思います。
-普段よりプレータイムが長かったが、どのような心境だったか
コーチからはディフェンスを求められていたので、そこはしっかりとプレーするように心がけていました。また、オフェンスが停滞した時に、得点に絡める場面があれば狙っていく意識を持っていました。
-3Pシュートを決めたときのアリーナの盛り上がりについて
ずっと練習していたので試合で決めることができてよかったです。ファンの方たちの歓声で鳥肌が立ちました。
#13 中村 功平選手
-試合を振り返って
前半はオフェンス・ディフェンスがチームとして良い形で機能していました。第4Qで自分たちの得点が伸びず、そこから自分たちのディフェンスに影響して崩れてしまい、いつもの悪いパターンが出てしまったと思います。
-ホームゲーム最終戦、どのような気持ちで臨んだか
今シーズンはうまくいかないことも多かった中で、ファンの皆さんが常に僕たちを後押ししてくれました。自分たちが今までやってきたこと、積み重ねてきたことをコートでしっかり表現しようとチームで話して試合に望みました。前半は良かっただけに勝ち切ることができず、すごく悔しいです。
#21 エリック・ジェイコブセン選手
-試合を振り返って
ホームゲーム最終戦ということで、ブースターの皆さんと共に勝利を分かち合いたいという思いで臨みましたが勝利することができず非常に悔しいです。タフな展開ではありましたが、このチームでホームを戦うのは最後という状況の中、選手全員が全力で相手に立ち向かっていたことはすごく良かったと思います。個人としては、思うようにシュートが決まらず、相手のディフェンスに上手く対応しきれなかったことが課題として残りました。残りの4試合に向けてしっかりと修正し、練習に励んでいきます。
-アリーナの声援について
茨城でプレーして数シーズンになりますが、年々アリーナの熱量が高まっているのを肌で感じています。客席が多くのブースターで埋まり、その声援が毎試合、選手の背中を押してくれています。「NBAでも中々見られないほど、素晴らしいアリーナとブースターだね」と家族からも驚きの声があがるほどで、このアリーナでまた来シーズンもプレーしたいという気持ちを強く持ちました。
落 慶久GM
-試合を振り返って
ホーム最終戦ということで、「最後まで戦い抜こう」というメッセージをチーム全員に伝えて試合に臨みました。結果的には、千葉Jさんに押し切られる形となってしまいましたが、強豪相手に対しても40分間しっかり戦えるチームになっていると感じています。シーズンは残り4試合。最後まで高い強度を保ち、一つでも多くの勝利を目指して準備していきます。
-今シーズンの振り返り
今シーズンは、"展開の速いバスケット"と“ディフェンスの強度”をキーワードに取り組んできました。リーグ全体としてディフェンスの重要性がより増す中、ロボッツとしてもそこにフォーカスして戦ってきました。シーズン序盤には主力選手の怪我などでチームの再編成を迫られる難しい状況が続きました。だからこそ、「ディフェンスで戦うしかない」というマインドをチーム全体で共有し、選手たち自身が主体的にディフェンスを頑張ってくれるようになったのは、大きな成長です。シーズン後半には、自分たちの“勝ち方”を徐々に理解し、積み上げてきたものを発揮できるようになってきました。
-選手たちの成長について
#14 久岡選手は、#3 長谷川選手の離脱後に危機感を持ってトレーニングに取り組み、その経験をしっかりとプレーで表現してくれるようになりました。今の活躍は、まさにその努力の結果だと思います。また、#17 駒沢選手はB1の強度に苦しみながらも、真摯に練習に取り組み続け、試合を重ねるごとに「チームを勝たせる選手」「観客を沸かせる選手」へと成長しています。この2人は、シーズン序盤では想像できなかったほどの成長を遂げ、今ではチームに欠かせない存在になっています。